2009.6.16
一般社団法人 日本女子プロ将棋協会(LPSA) 渉外広報部
既報にもございます通り、去る5月31日に当協会に提出された北尾まどか女流初段の退会届を、6月15日付けで受理いたしました。今後、北尾初段は本人の希望通り、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会のどちらの団体にも所属しない、フリーの女流棋士として活動していくこととなります。
将棋界では前例のない「フリー女流棋士の対局権利について」ご質問などもいただいておりますので、当協会としての見解をお知らせいたします。
当協会は女流棋界の発展と、将来的な女流棋界一本化への先行独立という目的をもち、2007年5月に設立されました。
その後2年間、まだまだおぼつかない足取りで皆様には様々なご心配をおかけしておりますが、皆様の多大なるご理解とご支援により、女性への将棋普及を目的に、GSP(ガールズ将棋プロジェクト)を発足し、学生や職業を持つ女性も公認対局等に参加できる「ツアー女子プロ選手制度」や、普及活動の一端を担う「アシスタントインストラクター制度(アイリス)」を制定いたして参りました。現段階として、これらの制度をいっそう充実させていくことが、女流棋界の発展につながると考えております。
現在、当協会にはフリー女流棋士本人より理事会宛に「対局願い状」と、渉外担当理事の石橋宛に「保証人願い」が出されており、その対応につき協議しているところでございますが、これまでの経緯や当協会の現状を鑑みても、今回の事態は予想外の出来事であり、当協会としてどのように対応すべきか甚だ当惑していることも事実でございます。
女流公式棋戦の対局で、現在進行している棋戦と今年度既に予定されている棋戦につきましては、当協会としましては何よりも主催各社様と日本将棋連盟様あっての棋戦運営と認識しておりますので、各社様のご判断にお任せした上で、できる限り足並みを揃えた対応をして参りたいと存じます。
「保証人願い」につきましては、保証人の希望が当協会所属社員であることが前提となっておりますが、同じ女流棋士の対戦相手ともなり得る、一個人としての保証人は主催各社様として望まれていない状況ともうかがっております。また、当協会の方針として将来的に女流棋界の一本化を願っておりますことや、実際にまだまだ所属外の方を保証できるほどの組織的体力を持ち合わせていないことも含めて、現段階としては団体に属さない女流棋士個人について、残念ではありますが、活動の保証等を検討できる段階にないと存じます。
いずれにせよ、今回提議されましたフリー女流棋士の立場と対局権利につきましては、将棋界全体の制度にもかかわることでございますので、今後改めて日本将棋連盟様と棋戦主催各社様を交えた協議が必要と考えております。この場をお借りして、関係の皆様に協議の実現をお願い申し上げます。
この件につきまして、皆様には大変ご心配をおかけしておりますが、当協会は今後もこれまで以上に将棋普及と女流棋界の発展に努めて参りますので、皆様のご理解と、より一層のご支援をお願い申し上げます。






























