# --- Kifu for Windows V6.34 棋譜ファイル --- 開始日時:2010/01/07 10:00 終了日時:2010/01/07 13:25 棋戦:第2期天河戦予選 持ち時間:2時間 消費時間:62▲102△54 場所:駒込サロン 手合割:平手   先手:藤田麻衣子1級 後手:松尾香織初段 手数----指手-- *天河戦本戦1回戦の本局、勝者は準決勝で、抽選によりシードの船戸陽子二段と対戦する。 *振り駒の結果、先手は藤田1級と決まった。 * *(棋譜・コメント入力=青葉) 1 7六歩(77) *午前10時、対局開始。 2 3四歩(33) *松尾は振り飛車党。 3 2六歩(27) *藤田は居飛車党。 4 5四歩(53) *松尾は以前は四間飛車、最近では中飛車が主力戦法。 5 4八銀(39) *藤田の予選成績は、●蛸島彰子五段、○藤森奈津子三段、○中倉彰子初段。本戦進出をかけた中倉戦は大熱戦だった。 6 5二飛(82) *松尾の予選成績は○山下カズ子五段、●小野ゆかり女子アマ王位、○中倉宏美二段。 7 6八玉(59) 8 5五歩(54) 9 7八玉(68) 10 6二玉(51) 11 6八銀(79) 12 7二玉(62) 13 4六歩(47) *ここまでの消費時間は両者ともに5分。 14 5六歩(55) *松尾、小考の末、積極的に動いた。 15 6六歩(67) *まずはじっくりと指す。△5七歩成▲同銀右△5六歩と押えられても、あとで押し返せる。 16 4二銀(31) 17 5八金(49) 18 5七歩成(56) 19 同 銀(48) *▲5七同金も考えられるところ。 20 5三銀(42) 21 6七金(58) 22 5四銀(53) 23 5六歩打 24 8二玉(72) *ここまでの消費時間は藤田13分、松尾7分。 25 7五歩(76) *玉頭位取り。▲7七銀から▲7六銀という駒組みを目指す。 26 7二銀(71) 27 7七銀(68) 28 6四歩(63) *美濃囲いでは突いておきたい歩。玉頭位取りに対しては△6三銀上から△7二飛という反撃手段もある。 29 7六銀(77) *位を取ったら位の確保。 30 4四歩(43) *一瞬角道が止まるが、先手が▲4六歩と突いている形なので、△4五歩からの動きを狙える。 31 6八金(69) *理想を言えば▲7七角、▲8八玉、▲7八金と組みたいところだが、手数をかけているうちに、相手に動かれるかも知れない。 32 4二飛(52) *狙いの動き。△4五歩▲同銀△同銀と進出できれば成功した形。居飛車側は▲4八飛と寄れば受かっているが、それは利かされで、あまり気が進まない。 33 2五歩(26) 34 3三角(22) 35 7七角(88) *△4五歩▲同歩△同銀には、▲2四歩△同歩▲6五歩で決戦を挑むのだろう。 36 4五歩(44) *△5二金左から△6三金とも固めたいが、チャンスと見て動く。 37 同 歩(46) 38 同 銀(54) 39 2四歩(25) *早くも大決戦の予感。 40 同 歩(23) 41 6五歩(66) *後手陣は玉側が薄くスキが多いだけに、この決戦は先手も自信ありか。 42 7七角成(33) 43 同 桂(89) *ここまでの消費時間は藤田28分、松尾18分。 *さて振り飛車側はどうするか。△6五歩は▲7四歩が気になるし、さりとて▲6四歩と取り込まれるのも大きい。▲2四飛の走りや▲5三角の打ち込みも残っている。 44 5五歩打 *悠長なことは言ってられない。▲5五同歩ならば△5六歩。手番を生かして、アグレッシブにゆく。こうした早い決戦になった場合、振り飛車側もそう堅い形ではないが、居飛車側に比べて玉が戦場から一路遠いのが大きい。 *藤田はここで考えている。 45 7四歩(75) *手抜きで美濃囲いの急所に迫る。取らせれば斜めのラインが開く。 46 5六銀(45) *手抜きの応酬。振り飛車玉も相当薄くなることを覚悟せねばならない。 47 同 銀(57) *▲4六歩と打てば一応4筋の飛車先は止まる形だが、手番を握って決戦に出る。 48 同 歩(55) 49 7三歩成(74) 50 同 銀(72) *もはや終盤戦。 51 8五桂(77) *ここまでの消費時間は藤田47分、松尾34分。 *相手玉に迫りながら、自玉上部の風通しをよくする。△4九飛成が来ても、すぐに詰めろではないのが大きい。 52 8四銀(73) *▲7三桂成とはがされては持たない。さてここで先手はどうするか。 *▲7四歩△7二歩の交換は先手が得をしていそうだ。▲5三角から▲6四角成が厳しくなっており、また△7七歩の叩きもなくなる。 53 2四飛(28) *このタイミングで走る。中盤ならばもちろん大きな一手だが、現在は終盤。手番は後手に渡るだけに怖い。具体的には△7七歩などが厳しいだろうか。▲同玉は△3三角の王手飛車。▲同金寄は△3五角。 54 7七歩打 *やはりこの手が痛烈。 *12時10分、藤田の手番で昼食休憩に入った。消費時間は藤田1時間20分、松尾50分。昼食休憩は12時10分から13時まで。 *7七歩は取れないと、▲8八玉とかわすのは△5七歩成として、▲同金寄は△3五角▲2一飛成△5七角成▲同金△7八金。 55 8八玉(78) *昼食休憩をはさんで30分近く考えた。苦渋の選択。 56 5七歩成(56) *これぞ筋、という一手。松尾勝勢か。 57 同 金(67) 58 4八飛成(42) *飛車でゆく。▲5八金引は△同龍▲同金△7八金で詰み。 59 5八歩打 *これで粘るよりない。今度△3五角は▲2二飛成が王手となる。 60 5九龍(48) *これも受けにくい。▲6九銀は△6八龍▲同銀△7八金。 61 2二飛成(24) *王手の先手だが、受けられた後、ここもまた角で狙われる位置。 62 4二歩打 *攻防ともに見込みなく、藤田はここで投了した。終了時刻は13時25分。消費時間は藤田1時間42分、松尾54分。 *勝った松尾は準決勝で船戸二段と対戦する。 63 投了 まで62手で後手の勝ち