# --- Kifu for Windows V6.34 棋譜ファイル --- 開始日時:2009/12/15 14:00 終了日時:2009/12/15 15:47 棋戦:第2期天河戦予選 持ち時間:0時間40分 消費時間:100▲40△40 場所:駒込サロン 手合割:平手   先手:藤田麻衣子1級 後手:藤森奈津子三段 手数----指手-- *NTTル・パルク杯第2期天河戦予選Bブロック2回戦、藤森奈津子三段−藤田麻衣子1級戦。両者とも午前中の1回戦で敗れたため、本局に負けると予選敗退が決まってしまう。 *振り駒の結果、藤田1級が先手と決まった。 *(棋譜・コメント入力=鴎) 1 7六歩(77) *対局開始の声がかかった後、藤田1級はお茶を一口飲み、▲76歩と着手した。 2 3四歩(33) *昼休みはサロンも和やかな雰囲気だったが、対局10分前になり皆が着席すると、空気が一変した。 3 2六歩(27) 4 3五歩(34) *小考ののち、藤森三段は3筋の歩を伸ばした。 5 6八玉(59) 6 4四歩(43) 7 2五歩(26) 8 3三角(22) 9 4八銀(39) 10 2二飛(82) *藤森三段、本局の作戦は向かい飛車。 11 7八玉(68) 12 4二銀(31) 13 5六歩(57) 14 4三銀(42) *藤森三段は茶色のセーターにベージュのジャケットを羽織っている。手元にはLPSAファンクラブ「Minerva(ミネルヴァ)」のタオルハンカチ。 15 5七銀(48) *藤田1級は白のシャツにベージュのパンツスーツ。 *手元にはミルキーのあめ。 16 6二玉(51) 17 5八金(49) 18 7二玉(62) 19 9六歩(97) 20 9四歩(93) 21 8六歩(87) *藤田1級は左美濃へ。 22 8二玉(72) 23 8七玉(78) 24 7二銀(71) 25 7八銀(79) 26 5二金(41) 27 6六銀(57) 28 6四歩(63) *藤森三段は5分近く考えて△64歩と突いた。 *消費時間は▲藤田7分△藤森9分。 29 7七銀(66) 30 7四歩(73) 31 6六歩(67) *両者自然な駒組み。どこから戦いが始まるか。 32 6三金(52) 33 6七金(58) 34 5一角(33) *ここまでの消費時間は、▲藤田9分△藤森13分。 35 1六歩(17) 36 1四歩(13) 37 7九角(88) *この引き角が35の歩に当たる。 38 3二飛(22) 39 2六飛(28) 40 3四飛(32) *向かい飛車のまま戦う指し方もありそうだったが、三間飛車党の藤森三段にとってはこの位置のほうが落ち着くのかもしれない。 41 5七金(67) *次に▲46金〜35金の狙い。 42 4五歩(44) *金出を防ぐ。 43 4六歩(47) *玉は金銀銀の3枚で守っているので、金を攻めに使う。 * *この手を見て、藤森三段は5分以上考えている。 44 3六歩(35) *藤森三段は7分ほどの考慮で△36歩と突いた。 45 同 歩(37) 46 5四歩(53) *次に△62角と飛車取りに上がる手を狙っている。 47 4七金(57) *飛車が逃げたときに36の歩を取られないように守る。 48 6二角(51) 49 2八飛(26) 50 4四銀(43) 51 3八飛(28) *▲45歩とするのは手順に△同銀〜36銀とさばかれて先手おもしろくない。じっとためる。 52 4六歩(45) 53 同 金(47) 54 4五歩打 55 3五金(46) *引かずに交換。 56 同 銀(44) 57 同 歩(36) *藤森三段の残り時間が10分を切った。 58 4四飛(34) *藤田1級はまだ20分ほど残している。 59 4八飛(38) 60 2四歩(23) *▲同歩△同飛となれば振り飛車さばける。 61 3四銀打 *先手はさばかせるのは損とみて抑え込みに行く。 62 2五歩(24) 63 2二歩打 *こういう手が働くかどうかが勝負の分かれ道になることが多い。 64 1三桂(21) *じっと桂を逃げる。 65 2一歩成(22) *打ったからには成る。 66 2六歩(25) *この歩は大きい。 67 1一と(21) 68 2七歩成(26) *先に香を取られたが、と金の働きは後手のほうがよい。 69 4五銀(34) 70 2四飛(44) 71 3四歩(35) *飛車取り。 72 3八と(27) *飛車を逃げずに攻め合い。 * **感想戦で「一回逃げられたらもっと困った」と藤田1級。「確かに△26飛▲13角成△38と▲62飛△29飛成となるならそのほうが得だったかな」と藤森三段。 73 2四角(79) 74 4八と(38) 75 1三角成(24) *先手は先に桂香を拾って馬を作った。後手は飛車金を手持ちにしてと金がいい位置にいる。いい勝負か。先手は45の銀が働くかどうか。後手はこの手番を生かしたい。 76 4九飛打 *藤田1級の残り時間が10分を切った。藤森三段は残り1分ほど、まもなく秒読みに入りそう。 77 3七桂(29) 78 1九飛成(49) 79 2一飛打 *ここで藤森三段は持ち時間を使い切り、1手1分の秒読みに入った。 80 1七角成(62) *角を成り、藤森三段は大きくため息をついた。ここからどちらが相手玉に早く迫るかの勝負。 81 6五歩(66) *藤田1級は7分ほど持ち時間を残している。 82 5三馬(17) *馬は自陣に。 83 4六馬(13) *先手も馬を引きつける。 84 4七金打 *藤田1級の残り時間は4分を切った。 85 3六馬(46) *首をひねりながら馬を寄った。 86 4九龍(19) *間接的に、47の金にひもをつけた。 87 6四歩(65) 88 同 金(63) 89 6五歩打 *取ると▲54銀、引くと▲64香か。 90 6三金(64) 91 6四香打 92 3一歩打 *ぎりぎりまで考えて飛車道を止めた。 93 6三香成(64) 94 同 銀(72) 95 2二飛成(21) 96 6二香打 97 6四金打 98 同 銀(63) 99 同 歩(65) 100 同 馬(53) *ここで藤田1級も持ち時間を使い切り、秒読みに入った。 101 6三歩打 102 同 馬(64) 103 5四銀(45) *いよいよこの銀がはたらいてきた。 104 同 馬(63) 105 同 馬(36) 106 5二香打 *62の香がうごけるように2段目に。 107 同 龍(22) *決めに行った。 108 同 金(61) 109 6一角打 *▲72馬以下の詰めろ。 110 6三銀打 111 5二角成(61) *あわてた手つき。 112 5四銀(63) 113 6二馬(52) 114 7二金打 115 5三馬(62) 116 6九龍(49) *手番が回って、今度は藤森三段が攻める。 117 同 銀(78) 118 6三金打 *がっちり自陣を固める。 119 同 馬(53) *ここで後手はひけない。 120 同 銀(54) 121 6四歩打 122 同 銀(63) 123 6一銀打 124 6二金(72) 125 4二飛打 *先手の攻めが続くか、後手が凌ぎきるか。 126 5二歩打 127 7二金打 128 同 金(62) 129 同 銀成(61) *ここで藤森三段が投了した。 *以下△72同玉なら▲52飛成以下寄り。93に逃げても▲95歩が詰めろとなる。 * *藤森三段は予選敗退が決まった。藤田1級は17時開始の3回戦で予選勝ち抜けを懸け中倉彰子初段と対戦する。 130 投了 まで129手で先手の勝ち