# --- Kifu for Windows (Pro) V6.29 棋譜ファイル --- 開始日時:2010/04/29 15:15 終了日時:2010/04/29 16:10 棋戦:第35回GSPカップWest決勝 持ち時間:0時間30分 消費時間:146▲30△25 場所:大阪府・吹田メイシアター 手合割:平手   先手:瀬戸川智香さん 後手:室谷早紀さん 手数----指手---------消費時間-- *GSPカップWest決勝は室谷早紀さんと瀬戸川智香さんの顔合わせになった。室谷さんは同志社大学の2回生、瀬戸川さんは長崎在住の中学2年生。 *二人とも数多くの実績を残しているトップ女子アマプレーヤーである。振り駒の結果と金が3枚出て瀬戸川さんの先手に決まった。 *持ち時間は各30分、切れたら1手30秒の秒読み。 *(棋譜・コメント入力=信天翁) 1 2六歩(27) ( 0:00/00:00:00) *瀬戸川さんは初手に飛先を突いて居飛車の態度を明示した。 2 3四歩(33) ( 0:00/00:00:00) 3 7六歩(77) ( 0:00/00:00:00) 4 4二飛(82) ( 0:00/00:00:00) *室谷さんの作戦はプロアマ問わず最近大流行の角道を止めない四間飛車。 5 4八銀(39) ( 0:00/00:00:00) 6 6二玉(51) ( 0:00/00:00:00) 7 6八玉(59) ( 0:00/00:00:00) 8 8八角成(22) ( 0:00/00:00:00) *振り飛車側から角交換するのがこの戦形でよく見られる形。ひと昔前の常識は完全に覆されている。 9 同 銀(79) ( 0:00/00:00:00) 10 2二銀(31) ( 0:00/00:00:00) 11 7七銀(88) ( 0:00/00:00:00) 12 3三銀(22) ( 0:00/00:00:00) 13 7八玉(68) ( 0:00/00:00:00) 14 7二玉(62) ( 0:00/00:00:00) 15 5八金(49) ( 0:00/00:00:00) 16 8二玉(72) ( 0:00/00:00:00) 17 5六歩(57) ( 0:00/00:00:00) 18 7二銀(71) ( 0:00/00:00:00) *後手はバランス重視で美濃囲い。△9二香から穴熊にする指し方も多く見られる。 19 5七銀(48) ( 0:00/00:00:00) 20 9四歩(93) ( 0:00/00:00:00) 21 9六歩(97) ( 0:00/00:00:00) 22 6四歩(63) ( 0:00/00:00:00) 23 8八玉(78) ( 0:00/00:00:00) 24 5二金(41) ( 0:00/00:00:00) 25 9八香(99) ( 0:00/00:00:00) *瀬戸川さんは穴熊を選択。1回戦からずっと同じ方針を貫いている。 26 7四歩(73) ( 0:00/00:00:00) 27 9九玉(88) ( 0:00/00:00:00) 28 7三桂(81) ( 0:00/00:00:00) 29 8八銀(77) ( 0:00/00:00:00) 30 6三金(52) ( 0:00/00:00:00) 31 7九金(69) ( 0:00/00:00:00) 32 6五歩(64) ( 0:00/00:00:00) 33 6八金(58) ( 0:00/00:00:00) *これで双方囲いがほぼ完成。後はどこから手を作っていくかが焦点になる。 34 1四歩(13) ( 0:00/00:00:00) 35 1六歩(17) ( 0:00/00:00:00) 36 8四歩(83) ( 0:00/00:00:00) 37 7八金(68) ( 0:00/00:00:00) 38 8三銀(72) ( 0:00/00:00:00) 39 6八銀(57) ( 0:00/00:00:00) *金銀四枚をがっちり引きつけ、超堅陣の完成。ただし駒が偏るので角打ちのスキは多くなる。 40 7二金(61) ( 0:00/00:00:00) 41 7七銀(68) ( 0:00/00:00:00) 42 8五歩(84) ( 0:00/00:00:00) *開始からわずか4分足らずでここまで一気に指し手が進んだ。 *次に△3九角〜△8四角成が見えているので先手は忙しい。 43 5七角打 ( 0:00/00:00:00) *苦心の角打ち。ただここに手放すのではこれから先手に苦労が多そうだ。 44 2二飛(42) ( 0:00/00:00:00) 45 6六歩(67) ( 0:00/00:00:00) *一歩を持ち駒にして打開を目指す。 46 同 歩(65) ( 0:00/00:00:00) 47 同 銀(77) ( 0:00/00:00:00) 48 6五歩打 ( 0:00/00:00:00) 49 7七銀(66) ( 0:00/00:00:00) 50 4四銀(33) ( 0:00/00:00:00) 51 4六歩(47) ( 0:00/00:00:00) 52 2四歩(23) ( 0:00/00:00:00) 53 8六歩(87) ( 0:00/00:00:00) *ここも交換して将来の▲8四歩を含みにする。馬を作られ押さえ込まれる展開を避けるため、先手はとにかく駒をぶつけていく形を作らないといけない。 54 同 歩(85) ( 0:00/00:00:00) 55 同 銀(77) ( 0:00/00:00:00) 56 6六角打 ( 0:00/00:00:00) 57 同 角(57) ( 0:00/00:00:00) 58 同 歩(65) ( 0:00/00:00:00) 59 2五歩(26) ( 0:00/00:00:00) 60 同 歩(24) ( 0:00/00:00:00) 61 2三歩打 ( 0:00/00:00:00) *善悪はともかく先手は局面の打開に成功した。 62 6二飛(22) ( 0:00/00:00:00) 63 2二角打 ( 0:00/00:00:00) 64 3九角打 ( 0:00/00:00:00) 65 5八飛(28) ( 0:00/00:00:00) 66 8五歩打 ( 0:00/00:00:00) 67 7七銀(86) ( 0:00/00:00:00) 68 6五桂(73) ( 0:00/00:00:00) 69 6八銀(77) ( 0:00/00:00:00) 70 6七歩成(66) ( 0:00/00:00:00) *手筋の成り捨てが決まった。 71 同 銀(68) ( 0:00/00:00:00) 72 6六歩打 ( 0:00/00:00:00) *これで銀は逃げることができない。瀬戸川さん困ったか。 73 3八飛(58) ( 0:00/00:00:00) *角取りに当てながら銀の逃げ道を作る。 74 6七歩成(66) ( 0:00/00:00:00) 75 3九飛(38) ( 0:00/00:00:00) 76 5七桂成(65) ( 0:00/00:00:00) *すぐ精算せずに食いつく形を作った。 77 4五歩(46) ( 0:00/00:00:00) 78 3三銀(44) ( 0:00/00:00:00) 79 1一角成(22) ( 0:00/00:00:00) 80 7八と(67) ( 0:00/00:00:00) 81 同 金(79) ( 0:00/00:00:00) 82 4八金打 ( 0:00/00:00:00) *飛を攻める。代わりにじっと△7三金寄としておく手も考えられた。 83 4六角打 ( 0:00/00:00:00) 84 7三金(63) ( 0:00/00:00:00) 85 6三歩打 ( 0:00/00:00:00) 86 同 飛(62) ( 0:00/00:00:00) 87 6四歩打 ( 0:00/00:00:00) 88 同 飛(63) ( 0:00/00:00:00) 89 同 角(46) ( 0:00/00:00:00) 90 同 金(73) ( 0:00/00:00:00) 91 6九飛(39) ( 0:00/00:00:00) 92 4六角打 ( 0:00/00:00:00) 93 6一飛打 ( 0:00/00:00:00) 94 6八銀打 ( 0:00/00:00:00) *室谷さんは、リスクはあっても激しく攻めて最短距離の寄せを目指す。 95 同 金(78) ( 0:00/00:00:00) 96 同 成桂(57) ( 0:00/00:00:00) 97 同 飛(69) ( 0:00/00:00:00) 98 同 角成(46) ( 0:00/00:00:00) 99 6四飛成(61) ( 0:00/00:00:00) *気合に気合いで応え激しく切り結ぶ。いったいどちらが勝ちの局面なのだろう。 100 7八金打 ( 0:00/00:00:00) *この手自体は詰めろだが…。 101 6八龍(64) ( 0:00/00:00:00) 102 同 金(78) ( 0:00/00:00:00) 103 4六角打 ( 0:00/00:00:00) *攻め駒を除去する王手金取り。 104 6四歩打 ( 0:00/00:00:00) 105 6八角(46) ( 0:00/00:00:00) *先手玉はひとまずピンチを脱した。 *ここまで快調に進めてきた室谷さんの手が一瞬止まった。 106 4九飛打 ( 0:00/00:00:00) 107 4六角(68) ( 0:00/00:00:00) *味の良い角の活用。 108 2九飛成(49) ( 0:00/00:00:00) *桂を取って合い駒を用意。 109 6四角(46) ( 0:00/00:00:00) 110 7三桂打 ( 0:00/00:00:00) 111 7九金打 ( 0:00/00:00:00) *桂を使わせてから鍛えを入れる。 112 8六歩(85) ( 0:00/00:00:00) *急所の歩突き。▲8六同角なら△8七歩がある。 113 6九歩打 ( 0:00/00:00:00) 114 6七飛打 ( 0:00/00:00:00) 115 8六角(64) ( 0:00/00:00:00) 116 8七歩打 ( 0:00/00:00:00) *大きなくさび。 117 7八銀打 ( 0:00/00:00:00) *銀よりも自陣の強化を優先した。 118 8八歩成(87) ( 0:00/00:00:00) 119 同 玉(99) ( 0:00/00:00:00) 120 3七飛成(67) ( 0:00/00:00:00) 121 8七香打 ( 0:00/00:00:00) *遠く8三の銀に狙いをつけた実戦的な香打ち。 *ここまで瀬戸川さんはこうした粘りのある指し回しで勝ち上がってきた。 122 1九龍(29) ( 0:00/00:00:00) *攻め駒を補充したが…。 123 6四角(86) ( 0:00/00:00:00) *この角出が二枚龍を串刺しにしている。△4六香とは打ちづらいだろう。 124 1七龍(19) ( 0:00/00:00:00) 125 8四歩打 ( 0:00/00:00:00) *攻守所を変えたか。 126 8六歩打 ( 0:00/00:00:00) *足を止めての激しい打ち合い。こんな急場にもかかわらず両者早指しのスタイルを崩さない。 127 8三歩成(84) ( 0:00/00:00:00) *大きな銀取り。 128 同 金(72) ( 0:00/00:00:00) 129 3七角(64) ( 0:00/00:00:00) 130 8七歩成(86) ( 0:00/00:00:00) 131 同 銀(78) ( 0:00/00:00:00) 132 3七龍(17) ( 0:00/00:00:00) 133 5二飛打 ( 0:00/00:00:00) 134 7二香打 ( 0:00/00:00:00) 135 8四歩打 ( 0:00/00:00:00) *相手玉の退路を狭める歩打ち。ただし8四に金を出させるので、その金を攻めに逆用されるリスクもある。 136 同 金(83) ( 0:00/00:00:00) 137 7一銀打 ( 0:00/00:00:00) *たたみかけるような一気の攻め。 *駒を多く渡すので怖い感じもするが、瀬戸川さんにひるんだ様子は全くない。 138 同 玉(82) ( 0:00/00:00:00) 139 6二金打 ( 0:00/00:00:00) 140 8二玉(71) ( 0:00/00:00:00) 141 7二金(62) ( 0:00/00:00:00) 142 9三玉(82) ( 0:00/00:00:00) 143 3三馬(11) ( 0:00/00:00:00) *後手玉に詰めろをかけながら自陣にも利かせた手。この手をずっと前から狙っていたのだろう。 *この局面で先手玉に詰みがあるやなしや。 144 8七龍(37) ( 0:00/00:00:00) *ズバッと行った。 145 同 玉(88) ( 0:00/00:00:00) 146 8六歩打 ( 0:00/00:00:00) 147 7七玉(87) ( 0:00/00:00:00) *ひらりとかわす。▲8八玉は△8七銀▲9九玉△9八銀成と進めば詰み筋。先手は上部脱出を狙っている。 148 6五桂(73) ( 0:00/00:00:00) *この桂跳ねが幸便で、△6三香の筋もありぴったりつかまっているようだ。 149 6七玉(77) ( 0:00/00:00:00) 150 5八銀打 ( 0:00/00:00:00) 151 6六玉(67) ( 0:00/00:00:00) 152 5七銀打 ( 0:00/00:00:00) 153 5五玉(66) ( 0:00/00:00:00) *▲6五玉と逃げるのは△6三香▲6四歩△5四銀で詰み。 154 3七角打 ( 0:00/00:00:00) *この手を見て「そうか…」と瀬戸川さん。自玉の詰みに気づいたようだ。 155 6五玉(55) ( 0:00/00:00:00) 156 6四銀打 ( 0:00/00:00:00) *一手詰めまで指して瀬戸川さんは投了。激しい打ち合いの終盤戦を制した室谷さんが優勝を決めた。 *中井六段や鹿野初段を交えて感想戦が行われているが、きわどい終盤戦は簡単には結論が出ないようだ。 *序盤から終盤まで両者持ち味を出した熱戦だった。 157 投了 ( 0:00/00:00:00) まで156手で後手の勝ち